隣の住戸からの騒音が原因で売却を決意
私達夫婦は、普段外で神経を使って仕事をしているため、ゆっくりとできる環境がほしいと家の購入を決めました。
そのため、都心から少し離れたのどかな場所に1500万円ほどで売られていた2DKの中古マンションを購入。
しかし、その決断が失敗だったとすぐに気づきます。
2DKという作りからもわかるように、住んでいる人の大半はご老人などが多く、ゆったりとした雰囲気のある物件でした。
しかし、私の隣に住まわれていた方は親から譲り受けたようで、家族4人で住んでいました。
私は全体の落ちついた雰囲気にばかりに目が行っていたようで、男の子2人(しかも小学校に上がる前くらいの歳)の活発さを考えていませんでした。
休日の日は一日中、何かを買ってほしいとねだって
地団駄を踏むためフローリングがすごい音で「ダンダンッ」と鳴り響き、夜まん中には大泣きされる始末。
管理会社や管理組合への相談や隣の方への配慮をお願いしても解決できず。
その結果、購入からわずか数ヶ月で売ることになります。
売ると決めたら即不相談屋へ
私はもう耐えられず、その物件を購入した不動産屋さんへ売却の依頼をしに行きました。
まだ買って日が浅く、高く売ることが目的ではないため、購入時にお世話になった不動産業者のほうが良いだろうと思ったからです。
しかし、この決断は間違っていたようで、わずか数ヶ月前に購入した物件なのに、
早く売りたいならということを言われてしまい買った値段より安い1400万円の査定をされてしまったのです。
数ヶ月で売るというストレス
購入するまでこんなことになるとは思っていなかったため
当たり前ですが住民票や免許証の住所変更、郵便物やクレジットカードの変更手続きに至るまで全てをやり終わっていましたので
これらをまた変えなければならない手間が最後まで物件をうるかどうかを葛藤する原因になりました。
こんなトラブル想定外
当初、私は隣の方がうるさいことが全ての原因だと思っていました。
しかし、もし隣の方がうるさくても
管理会社や管理組合が被害に合っている住民の人の話を聞く体制にあれば隣の方への働きかけや対処があったはずです。
後からわかりましたが、
1年に一度行われている総会でも建設的な議論や活発なやりとりはなく
自分の所有物件を維持管理していこうという熱意に欠けていた物件だったのです。
そういった記録を見ずに、2DKくらいで良いと安易に考え購入してしまったことが、そもそもの原因でした。
値引き、手数料、引っ越し代などで負担大
物件への問い合わせはある程度あったので、売れないかもしれないという不安はありませんでした。
しかし、どなたも提示金額で購入するとは言ってくれず、不動産業者も弱腰で結局1300万円で売ることになりました。
さらに不動産屋さんへの手数料や引っ越し代などと合わせると結局1200万程度になってしまいました。
不動産査定のサイトなどを使わずに、小さな作業を惜しんだ結果
妥協しなければいけなくなったことは今でも反省しています。
これから家を売る方へのアドバイス
私の場合、不動産査定のサイトなどを使わなかったため、うまく売れませんでした。
なぜこうなってしまったかといえば、私自身の行動が後手に回ってしまっていたからです。
先に書いたとおり、各種変更手続きや引っ越しなどをしたばかりで、
それを考えるとうりたくなくて不動産査定サイトなどでも調べようとしなかった結果
不動産屋さんの良い値、購入者の良い値を受け入れざるを得ない状況に自分を追い込んでしまいました。
これから家を売る方には、物件に違和感を感じたら
早めに複数の業者に査定などお願いして、物件を売るシュミレーションをしておくことをおすすめします。
家を高く売るには
我が家も地元のとっても親切な不動産会社さんとの出会いによって満足の行く売買が出来ました。
不動産一括見積もりを利用するのは、価格が高いところを選ぶわけではありません。
複数の業者さんに見積もりをお願いして、信頼できそうな業者を探すのがポイントです。
5社くらいの業者さんと話をすると、その業者さんの考え方などがわかります。
・高い見積もりを出すけど、営業をガンガンかけてくる人
・そっけない態度で、さっさと帰っちゃう人
・親身になって話を聞いてくれて裏表のない人
まずは一括見積もりをしてみてください。
金額も全く違いますが、営業マンや会社の姿勢がにじみ出てくるのでおすすめです。
注意点としては、言葉巧みな営業マンの口車には乗らないように!