タワーマンションを高く売るために・・
資産価値が高いといわれるタワーマンション。
売却するのであれば、少しでも高く売りたいと考える方が多いはずです。
タワーマンションを高く売るには、どのような点に気を付ければよいのでしょうか。
売却時期や売却条件などを詳しく解説いたします。
タワーマンションって購入時より高く売れるの?
基本的に、タワーマンションは立地の良い場所にしか建てられません。
総戸数が多いので、駅前などに建てないと十分な購入者を集められないからです。
立地の良い物件は値崩れしづらいとされています。
タワーマンションは購入時より高く売れるのでしょうか。
高層階と低層階はどっちの価値が高い?
人気の高い物件であれば、購入時より高く売れることはあります。
人気を測るために注目したいのが物件の階数です。
同じタワーマンションの物件でも、低層階に位置する場合と高層階に位置する場合があります。
両者の大きな違いは眺望です。
眺望はタワーマンションの魅力の一つですよね。
もちろん眺めの良い高層階の方が人気は高い。
特に、お部屋の窓から東京タワーやレインボーブリッジなど有名建築物を眺められる部屋は非常に人気です。
また、高層階の住民だけが利用できるラウンジなどの施設がある場合も、人気は高くなると考えられます。
低層階の物件と高層階の物件を比べると、高層階の物件の方が購入時より高く売却できる確率は高いといえるでしょう。
低階層だからダメ!
というわけではありません。
立地がよく人気のマンションなら低階層でも高く売れるので、まずはあなたのマンションがいくらで売れるのかをチェックしてみましょう。
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不動産バブルは東京オリンピックまで続くのか?
タワーマンションの売却価格に大きな影響を与えるのが売却時期です。
同じマンションであっても、売却時期が異なれば売却価格は大きく異なります。
購入時より高く売りたいのであれば売却時期にこだわるべきです。
幸いなことに、現在の東京(首都圏)は不動産バブルに近い状態にあるといわれています。
このことはレインズの月例マーケットウォッチをみれば分かります。
若干の上下はありますが、東京都の中古マンションの「u単価」は2013年1月ごろから上昇を続けています。
価格上昇の背景にあるといわれているのが、アベノミクス、タワーマンションブーム、外国人の投資です。
タワーマンションブームと外国人の投資に少なくない影響を与えているのが東京オリンピックです。
多くの専門家は、東京オリンピックまでに都心の不動産価格は高止まりすると考えています。
この説を信じるのであれば、今はタワーマンションの売り時といえるでしょう。
ただし、不動産価格は時代の流れに合わせて変動します。
今後、予想されるシナリオとして、投資目的で不動産を購入した方が利益確定のために東京オリンピック前に不動産を売却することが挙げられます。
なぜなら、東京オリンピックの開催が決まった2013年に爆買いをした中国人が、そろそろ売りにだす傾向が見られるからです。
不動産の売却時の税金は5年経過すると安くなります。
2018年がちょうど5年になるので、東京を今がチャンスと売り逃げする投資家がでてくると予想されているんです。
大量の不動産が売りに出されれば、需給バランスが崩れて不動産価格は急降下。
現在は良い状況にあるといえますが、この状況がいつまで続くかはわかりません。
タワマンだから高く売れるとは限らない
タワーマンションを高く売りやすい状況にあることは事実ですが、すべての物件が等しく高値で売れるわけではありません。
物件の条件や売却のタイミングなどによっては、希望を大きく下回る価格でしか売却できないケースもあります。
タワーマンションを購入時より高く売却したい方、出来るだけ高く売却したいと考えている方は、売却方法にも注意しましょう。
賢く売却すれば、同じ物件を数百万円も高く売れることがあります。
タワーマンションの売却時はどのようなポイントに注意すればよいのでしょうか。
タワーマンションをできるだけ高く売るポイント
タワーマンションを高く売るポイントは次の通りです。
・販売元から査定を受ける
・人気マンションは一般媒介契約で複数社に依頼する
・ライバル物件が少ない時を選ぶ
以上を詳しく見ていきましょう。
まずは販売元に査定依頼してみよう
タワーマンションの売却は、物件の価値を知ることから始めましょう。
物件の価値は不動産会社の査定を受けることで分かります。
ここで重要なポイントになるのが、どの不動産会社から査定を受けるかです。
不動産会社により得意としているジャンルは異なるので、タワーマンションを高値で売却したい方はタワーマンションを得意としている不動産会社を見つけるのがポイント。
この条件に当てはまる不動産会社がタワーマンションの販売元(あるいは系列の不動産会社)です。
例えば、パークタワーであれば三井不動産、プラウドタワーであれば野村不動産が販売元になります。
販売元の強みは、新築・中古を含めてタワーマンションの販売実績が豊富なことです。
中古物件の実績が豊富な理由は、タワーマンションのオーナーが販売元に声をかけて売却することが多いから。
実績が豊富な不動産会社は、それだけ多くの販路をもっています。
また、いくらで売却すれば買い手がつくかわかるので市場価格に近い査定額を算出できます。
一般的な不動産会社とスタンスが異なる点も魅力です。
販売元は、中古物件を少しでも高く売ろうと努力してくれます。
値崩れしていない実績が、自社のブランド価値を高めてくれるからです。
もちろん、一般的な不動産会社も売却するための努力はしてくれますが、売却にかける熱量は販売元の方が大きいといえるでしょう。
タワーマンションの販売元で査定を受けてから、その他の不動産会社で査定を受ければ違いや物件の価値が分かりやすいはずです。
人気のマンションなら一般媒介契約で複数社に依頼
不動産会社に売却を依頼する場合、売主と不動産会社の間で媒介契約を結びます。
媒介契約とは、不動産をどのように売却するか決める契約です。
媒介契約には次の3種類があります。
・専属専任媒介契約
・専任媒介契約
・一般媒介契約
ほとんどの不動産会社は専属専任媒介契約あるいは専任媒介契約を勧めてきます。
他社に契約を取られる恐れがないからです。
専任媒介契約は販売活動に集中してもらえる点はメリットですが、タワーマンションの売却にはあまり向いていない契約といわれています。
タワーマンションが人気物件だからです。
人気のある物件は、不動産会社が積極的に販売活動を行わなくても購入希望者は集まります。
そのため、狭い層に集中的にアプローチするより幅広い層にまんべんなくアプローチすることが重要といわれています。
専属専任媒介契約・専任媒介契約で販路を絞ると、幅広い層に情報を届けることは出来ません。
複数の不動産会社と契約できる一般媒介契約であれば、幅広い層に情報を届けられます。
以上の理由から、人気のあるタワーマンションは一般媒介契約が適しているといわれています。
複数の不動産会社から査定を受けたい場合は、不動産一括査定サイトの利用が便利です。
簡単な情報を入力するだけで、様々な不動産会社から査定を受けられます。
登録されている不動産会社は、大手から地域密着の不動産業者まで多彩です。
無料で利用できるので検討してみてはいかがでしょうか。
ライバル物件が少ないときを選べ
資産価値が下落しにくいタワーマンションを、永住目的で購入する方は少ないといわれています。
買い替えや売却などを検討している方が多いので、同じタワーマンションの物件やよく似た条件の物件が同時期に売りに出されることがあります。
不動産の価格は需給バランスにより決まるので、供給が多くなると売却価格は下がります。
タワーマンションを高く売却したい方は、競合を避けるため情報収集に努めましょう。
ライバル物件が少ない時期を選べば高値で売却しやすくなります。
市場情報は不動産会社の担当者から教えてもらえます。
ベストなタイミングで売りたい方は、早めに相談だけ済ませておいて売却のタイミングを計ると良いでしょう。
不動産バブルが終われば売れなくなる!
東京オリンピックなどの影響もあり、タワーマンションを高値で売却しやすい環境が整っています。
ただし、このような環境がいつまでも続くわけではありません。
日本の不動産市況は7年サイクルで動くといわれています。
2013年ごろから良い状況が続いているので、2020年頃を目途に環境が変わると考えている専門家は多いようです。
2020年は東京オリンピックが開催される年でもあります。
多くの方が同じような予想を立てていると、不動産バブルの崩壊は早まる可能性があります。
つまり、間もなく動きが活発化する可能性があるのです。
まだ余裕はあると考えていると、流れに乗り遅れるかもしれません。
タワーマンションをできるだけ高く売りたい方は、早め早めに行動を開始するほうが良いでしょう。
周囲に先んじて行動を開始すれば、売却するベストなタイミングを選びやすくなります。
検討を進めるため、不動産会社に相談してみてはいかがでしょうか。
家を高く売るには
我が家も地元のとっても親切な不動産会社さんとの出会いによって満足の行く売買が出来ました。
不動産一括見積もりを利用するのは、価格が高いところを選ぶわけではありません。
複数の業者さんに見積もりをお願いして、信頼できそうな業者を探すのがポイントです。
5社くらいの業者さんと話をすると、その業者さんの考え方などがわかります。
・高い見積もりを出すけど、営業をガンガンかけてくる人
・そっけない態度で、さっさと帰っちゃう人
・親身になって話を聞いてくれて裏表のない人
まずは一括見積もりをしてみてください。
金額も全く違いますが、営業マンや会社の姿勢がにじみ出てくるのでおすすめです。
注意点としては、言葉巧みな営業マンの口車には乗らないように!